2015年3月24日火曜日

オリジナル スワン型スピーカー製作記 その9


北日本音響製のF02406H0という6cmフルレンジユニットを、1合枡に取り付けました。

サイズに対してフェライト型のマグネットも大きく、なかなか期待のできるスピーカーユニットです。

fostexのP650Kよりもひと回りコンパクトで、価格は1/3というダークホース的スピーカーなのです。








6cm フェライト型スピーカー F02406H0
・口径:φ60mm 
・定格入力:10W 
・インピーダンス:8Ω

CDラジオカセットや大型液晶モニター等の内蔵スピーカー用ユニットのようですが、木製のエンクロージャーに収めれば、期待以上の性能を発揮してくれそうです。





このスピーカー頭部を、アポロB型の共鳴箱に載せて音出しをしてみました。オールラウンドなfostex P650Kをやや小ぶりにした大きさですが、その見た目通りの精緻な音を聴かせてくれます。

さすがに、低音再生には物足りなさを感じますが、中高域には張りがあって、なかなか明快で爽やかなサウンドです。





純粋オーディオ用のP650Kと比較するのは酷かもしれませんが、なかなかどうしてこれはこれで使えるスピーカーユニットだと思います。

既成の枡を使ったオリジナルスワン型スピーカー“アポロ”の魅力のひとつは時短です。長岡式スワンの製作には、多大な時間を要しますが、その1/10ほどの労力で出来てしまう手軽さは、大きな利点かもしれません。

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