"Come Together"には、34秒辺りに何かの共鳴音と、すぐその後にベースのストロークらしきノイズが入っていたが、今回のリマスターにもそのまま残っている。"Something"では、ドラムのフィルインやベースの音がやや厚くなって、ストリングスの音もよく響いている。
"I Want You (She's So Heavy)"では、2分21秒と3分08秒にあったカチッというノイズが消されている。3分42秒にあったノイズもきれいに消えている。"Here Comes The Sun"の美しいギターのイントロは、旧CDよりあきらかにクリアで音圧も上がっており、新CDではピッキングの空気感までが伝わってくる。
"You Never Give Me Your Money"と、"Sun King"の間のブリッジには、こおろぎの鳴き声に混ざって、泡のような音が入っているが、新CDではよりくっきり音が聴こえる。"Sun King"後半のベースラインも音圧が上がっている。
"Mean Mr. Mustard"~"Polythene Pam"~"She Came In Through The Bathroom Window"のメドレーでは、何故か音圧が下がっており、旧CDのほうが音が大きい。前後の曲とのバランスで音圧を下げたものと思われるが、メリハリも同時に失われており、この3曲に関しては旧CDのほうが良かったと思う。
"Golden Slumbers"では、わずかに中低音の音圧が上がっており、フロアドラムやベースの音がラウドになっているが、続く"Carry That Weight"~"The End"では、やはりバランスを重視したためか音圧が下げられている。好みにもよるだろうが、なめらかに流れていくメドレーよりも、曲ごとに起伏があった従来のほうが個人的には好きだ。
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