2009年1月20日火曜日

THE MOON

IN THE SHADOW OF THE MOON「ザ・ムーン」

アポロ11号が、月に着陸したのが1969年7月20日。
今年で実に40周年を向かえることになる。当時、自分はまだ小学生だったものの、アポロの記憶は鮮明に覚えている。遥か遠くで光り輝く月を眺めながら、人類が到達したエポック・メイクを感慨深く見守っていたのを思い出す。

映画は、アポロの宇宙飛行士たちによる体験談をもとに、当時の記録を淡々と辿って行く。そこには、何の脚色も無く、一人の探検家として、一人のパイロットとしての“誇り”に焦点を当て、当時の政治的背景などには多く触れていない。

どの様な理由にせよ、1961年にガガーリンが初めて達成した有人宇宙飛行から、1969年のアポロ月着陸が行われたのは、歴然とした事実であり、ジム・ラヴェルやジョン・ヤング元宇宙飛行士が語っている通り、地球上の争いなどは、宇宙から見ればほんの小さな出来事に過ぎないのである。

アポロやスプートニクが人類や社会に与えた影響は計り知れない。
人類は、前に進むことができ、それを自覚することの出来る存在である。40年前に注ぎ込まれた彼等の努力や誇りを無駄にするべきではない。それが我々の、そして世界中の大人たちの責任なのかもしれない。

0 件のコメント: