2015年8月20日木曜日

FOSTER 5.7cmフルレンジ FF57BK 試聴記

今回は、FOSTER 5cmフルレンジ FF57BK を試聴したいと思います。定価は1本1,327円と比較的安いスピーカーユニットですが、コイズミ無線の50%OFFセールで1本663円でゲットすることができました。

【FF57BK 仕様】
口径 ……… 5.7cm
インピーダンス ……
耐入力 定格/最大 5w
最低共振周波数(fo) 140Hz
再生周波数帯域 …… fo~20kHz
出力音圧レベル …… 82db
バッフル開口径 …… φ51mm
FF57BKのひと回り大きな製品に、fostexのP650KとFOSTERのFF65BKがありますが、重量でそれぞれ77g、83gも重く、FF57BKの見た目の貧弱さもあって、正直いってこのユニットの出番は無いだろうと思っていました。

しかし今回は、ダイソーの100×100×6mm(6枚組)で作った850mlのエンクロージャーが手元に残っているし、このユニットを試す良い機会だと思って、結局2セットも買ってしまいました。


このエンクロージャーは、コンパクトながらバスレフ式になっています。ユニット次第では、サイズからは想像できない低音を響かせる能力があります。

バッフルをセットして吸音材を入れてみたところ、若干ですが低音のふくよかさが増す感じだったので、ウレタンを切って軽く仕込むことにしました。

最後にバッフルをボンドで固定すれば、このスピーカーの完成です。


さて、音を聴いてみると、思った以上に低音が出てきて、高音も澄みわたった伸びやかさがあるものの、決して刺激的ではなく、このサイズからは想像できないバランスの良さを持ち合わせているのがわかりました。さすがFOSTER、中途半端な製品は出しませんね。

用途としては、かなりコンパクトな箱に収める必要のあるときや、アンプ内蔵型のアクティブタイプのスピーカーシステムを作るときなどに活躍してくれそうです。
予想以上に良い結果だったので、次回はオリジナルのスワン型スピーカー「アポロ」で試してみたいと思います。

82dbと能率の良さも相まって、デジタルアンプのLepai LP2020+での音出しでは、ボリュームツマミが12時の状態で、かなりの音量が出ていました。

個人的にも、その落ち着いた再生音がナチュラルで気に入りました。人気のスキャンスピークの5cmにも負けず劣らずの実力を誇るスピーカーユニットだと思います。

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