届いた商品を見てみると、確かにユニット背面のマグネットに ALTEC LANSING の文字があります。Tの傘が消えてIになっているのはご愛嬌でしょうか。
重量は約50gととても軽く、印象としてはステレオ誌の付録となった、スキャンスピークの5cmフルレンジに近い感じです。
自作のスワン型スピーカー「アポロ」で試聴するため、1合枡に合わせてタテヨコ83mmにカットしたMDFにφ56mmの穴を開けてバッフルを作り、さっそくユニットを取り付けました。
内側から木ネジを締める際には、木ネジの長さに気をつけねばなりません。フレームとバッフルの厚さを考慮して、長さ13mmの木ネジを使いましたが、表面がめくれることもなく、ピッタリ固定できました。
このユニットは、フルレンジだとは思いますがフレームの開口部は小さく、低音再生にはあまり適してない印象をうけます。さて、実際の音はどうでしょうか?
180mlの1合枡にスピーカーユニットを収めてみると、まずその軽さに驚きます。逆にいうと、今まで試してきた6.5cm〜8cmのスピーカーユニットがいかに重かったのか・・ということになりますが(汗)。
完成したヘッドパーツをアポロの共鳴箱にドッキングさせて音を出してみました。アンプは、LepaiのLP2020A+を使用。
出てきた音は、一言でいえば繊細な音という表現が相応しい響きで、精緻な模型を思わせる箱庭的なサウンドです。
低音はウーファーで補うかたちで、2.1chでシステムを組んでも面白い使い方ができそうです。この場合は、思いきって密閉型にしてしまったほうが良いでしょう。
あのアルテックが、どういう経緯でこの小型スピーカーユニットを作ったのかはわかりませんが、自作派には面白いスピーカーユニットだと思います。
低音が不足気味ながら、高域の繊細さで長年の人気を誇るfostex fe83にも共通するサウンドです。しばらくは、アポロB型+アルテックの組み合わせで音楽を楽しもうと思います。
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