L-1 モデル2本。左側が Gibson の2002年製、右側が Valley Arts Guitar の1995年製。共に12フレットジョイントで、ボディサイズはまったく同じ。異なるのは、Gibson の2002年製のほうが少しネックが細いくらいで、サウンドは甲乙付けがたい。Valley Arts Guitar のほうが、弾き込まれている分、音量があってガツンとくる印象で、Gibson のほうはそれに比べると繊細なサウンドだ。
ドレッドノートを普段、弾いている人にはサイズが小さい分違和感があるかもしれないが、ガットギターを弾いている人には、しっくりくる弾き心地で、サイズからは想像できない音量で鳴る。フィンガーピッキングで、ちょっとしたブルースをつま弾くにはピッタリで、人気のある14フレットジョイントの L-00 より、響きはブルージーで温かみがある。
パーラーギターのような手軽さで、音量が大きいところは、YAMAHA のダイナミックギターにも通じるが、低音の響き方は抑制されていて、このあたりは Gibson 独自の切れ味を感じさせるサウンドだ。
ロックをアコギで弾きたい人には、一度弾いたらやめられない魅力がある、まるで麻薬のようなギターである。
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