出演者は日本のミュージシャンばかりで、特別ビッグネームが出るわけでもないのに、この盛況ぶり。恩賜公園は、今の時期、蓮が見所の時期。散歩ついでに並んでいるのかと思ったが、入場料3,500円のコンサートなので、そんなはずもない。
上野ジャズインは、今年で23回目を向かえる恒例のイベントだそうで、会場を見渡すとお客さんは50代以上の方が多く、夏祭り行事として定着しているのだろう。
出演は、早稲田大学ハイソサエティ・オーケストラ、スパニッシュギターの沖 仁、高橋ゲタ夫とクリスタル・ジャズ・ラティーノといった面々だったが、なかでも、今年で88歳の米寿を向かえる宮間利之とニューハードの演奏が出色だった。夏らしいラテンジャズの曲目をはじめ、ゲストの平賀マリカによる艶っぽいボーカルなど、ビッグバンドならではの楽しい演奏が繰り広げられた。
演奏の途中、何度か会場裏から覗く不忍池を見に行ったが、ジャズと蓮の花、そして公園に灯る提灯がなんとも風流で、ちょっとした納涼気分を味わわせてもらった。
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