2011年7月3日日曜日

Gibson L-48(1940年代)リペア その2

L-48のフラットバックです。激しいクラックが2本入っています。Fホールから覗くと、部分的に木のパッチで補強されているのが見えました。ボディ全域に入っている方のクラックは、バックの一部を一度取り外して再接着した痕のようです。もう片方のクラックは、上記修理の際に、内側から補強されていると思います。サイドにも激しいクラックが縦に入っていて、やはり内側から同じように補強されているようです。がっちりと補強されているので、剛性自体は問題ありません。クラックの激しさからみて、自然に入ったものではなく、何らかの事故によるものではないでしょうか。




さて、次は反ったネックの矯正です。角パイプをあててみたところ、9フレットから10フレットあたりで順反りしてました。音のビビリは、この順反りが影響していたようです。反っている箇所をクランプで締めつけ、ネックアイロンをセットして、矯正にとりかかりました。

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