こちらが、秋月電子で買ってきた東京コーン紙製作所のF77G98-6という、8cmフルレンジです。マグネットはこのサイズにしては大きく、しっかりしています。参考までに以下にスペックを記しておきます。
・インピーダンス:8Ω
・定格入力:10W
・最大入力:20W
・周波数特性:F0~20,000Hz
・出力音圧レベル:81.5db
8cmクラスのフルレンジとして、価格を考えれば必要充分な性能といえるのではないでしょうか。
いろいろと試作してみたい自作派にとっては願ってもない製品で、このような商材が、電気製品等さまざまな技術開発を底辺で支えているのだと思います。
枡にターミナルを取り付けました。秋月電子で売っている1個60円のターミナルです。配線用のコードは、コイズミ無線で買ったモガミの2514(1m144円)を使いました。細さの割には芯が太いスグレモノです。
枡の内部には4角に補強用の木を接着しました。多少は剛性が高まったと思います。板が薄いのでかなりの箱鳴りが予想されるので補強しています。
内部には、吸音材のハイパーリントを多めに詰めました。不必要な共鳴共振を抑える効果が期待できます。
箱に共鳴する波動のことを考えると、上下左右対称よりも音波はランダムに伝わったほうが自然な音になるはずなので、今回のように容量の小さい密閉型には吸音材は必須だろうと思います。
これで下準備が完了。あとはボンドでバッフル面を接着すればスピーカーの完成です。
以下、参考までにスピーカー1組の製作にかかった費用です。
1.スピーカーユニット×2本 500円
2.プッシュターミナル×2個 120円
3.枡型小物入れ×2個 216円
4.MDF材(9mm厚)1枚 367円
5.木工加工費一式 486円
合計 1,689円
この他に、吸音材、木ネジ、配線コードなどの材料費を加えても、トータルで約2,000円(1本1,000円)という安さです。
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