3合枡で作ったスピーカーを1升枡の上にのせて音を出してみると、結構箱が共振しているのがわかりました。そこで、この1升枡を共鳴箱として使ったスピーカーができないかと思案してみました。
真っ先に思いついたのは、木管ダクトを通してユニット背面の音を下の箱へと伝えるスワン型のスピーカーでした。
このアイデアを実現するためには、適度な太さと長さのダクトを見つける必要があります。最初は塩ビ管なども考えましたが、なるべくなら木管をと思ってDIYショップを物色していると、ちょうど良い太さの素材を見つけることができました。
木管はそのままでは長すぎるので、半分にカットしてもらい、実物と合わせてみたのが一番上の写真です。木管が丸いので見た目も可愛らしく、俄然やる気が湧いてきました(笑)。
次は、スピーカーユニット選びです。1升枡とのバランスを考えて、ヘッドは1合枡でいくことにしました。おのずとサイズは180ml以内になるので、使用できるスピーカーユニットも限られてきます。
私が最初に選んだのは、fostexの6.5cmフルレンジユニットのP650Kです。1本990円で買える、抜群のコストパフォーマンスを誇る優れものです。
そしてもう1本は、秋月電子で売っている北日本音響製のF02406H0という6cmフルレンジユニットで、こちらは1本300円という安さが魅力です。
ユニット選びの次は、枡の調達です。今回は、次回以降の分も見越して少し多めに材料を調達してきました。
1合枡は100円ショップのものを2種類、もう1つはDIYショップの食器売場にあった500円の高級版?です。
100円ショップの1合枡は、個体差が激しくてサイズがまちまちなのが難点ですが、500円の枡はさすがに品質管理が行き届いていて、サイズのばらつきはありません。
P650Kを試しに枡へ載せてみると、ご覧のとおりにぴったりと収まりました。まるで、1合枡に合わせたかのようなジャストフィットぶりです。
さて、次はこの1合枡の縦横サイズに合わせたバッフル面の製作です。いつものDIYショップで9mm厚のMDFを切って加工してもらいました。
バッフルにはP650Kの開口経φ60mmと、F02406H0の開口経φ53mmを開けてもらうように頼みました。混んでいる時ですと半日くらい時間がかかります。
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