東京・恵比寿のゴサロエビスで開かれた、雑誌DigiFi No.19付録オラソニック製8cmフルレンジスピーカーユニットと、専用エンクロージャーを集めた特別内覧会に行ってきました。
MDFで作るフロントロードホーンのキットも展示されるとのことで、今回はこのフロントロードホーンとグラスファイバー振動板を採用したというスピーカーユニットが目当てです。
会場に着くと、ちょうどフロントロードホーンの試聴が始まるところでした。
この組み立てキットは、DF19 フロントロードホーンというもので価格は¥16,200。スピーカーユニット付録の雑誌と合わせて¥19,800で買える、ミニミニA7といったところでしょうか。
サウンド的には、スピーカーユニットの特性もあるのでしょうが、高密度なモニターライクな音という印象です。
ボイス・オブ・ザ・シアターと名付けられたアルテックA7をミニチュアにしたスピーカーは、最近ではパイオニアのPE-101用のボックスなどがありましたが、サイズ的にはさらにコンパクトになっており、デザインはやや縦長になっております。
この他にも、アルミ躯体のキューブ型スピーカーのPHAC-190 ¥49,680や、同じく8mm厚のアルミを使ったN2 FactoryのNM-3 ¥43,000なども聴かせてもらいましたが、個人的にはダントツでこのDF19 フロントロードの音が気に入りました。
DegiFiから同時発売のDF19 バスレフ ¥8,640とDF19 バックロード ¥10,800の音も聴いてみたかったのですが、どんな違いがあるのか興味深いところです。
これは想像ですが、DF19 バスレフの音に広がりを持たせたのがDF19 フロントロードで、DF19 バックロードとは対照的なサウンドのような気がします。
今後発売されるハイレゾ音源に対応するツイーターも気になるところではありますが、この8cmフルレンジ単体でも、自作へのさまざまな可能性を感じさせるユニットです。DigiFi No.19の¥3,780から雑誌価格の¥1,337を差し引くとユニット1個あたりの価格は¥1,222、そう考えれば買っておいて損はないかもしれません。
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