使用したのは、RIT BP50Sという1個205円で買えるプラスチック製のダクトで、今までにも数回使ったことのあるもの。いかに堅牢にできているとはいえ、所詮は段ボール製の箱。自在錐でいとも簡単にφ52mmの丸穴が開けることができました。
ダクトを取り付けた後は、穴のまわりにシリコンシーラントを塗って、隙間を埋めていきます。ちなみにこの箱、上蓋はマグネットで固定できるようになっており、簡単に開閉できる仕組みなので、スピーカーのチューニングにはうってつけの構造です。
箱を閉めた状態でダクトの穴から中を覗くと、上蓋の接地部分にも隙間があるのがわかりました。低音を引き出すために、徹底して隙間を埋めようと、上蓋にもシリコンシーラントをたっぷり塗りました。
さて、音はどう変わるでしょうか? 蓋を閉めてコードをつないで音を出してみると、確かに低音は前より出るようになったものの、期待していたほどではありません。
あと他にできることといえば、吸音材を仕込んでチューニングするくらいでしょうか。ただし、このユニットと箱の組み合わせでは、抜本的に低音不足を補うのは難しいようです。スピーカーの仕組みを知る教材と考えたほうが良いかもしれません。
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