FOSTERの小口径フルレンジユニット マラソン試聴の第二弾は、7cmフルレンジのFF70BKです。
【FF70BK 仕様】
サイズ………70mm
インピーダンス……8Ω
再生周波数帯域…125Hz~20kHz
出力音圧レベル…82.5dB(1m/1w 2.83v)
定格入力……10w
バッフル開口径……φ61mm+ザグリ
重 量…… 228g (梱包時重量259g)
FF70BKの定価は1本1,769円。
サイズは1合枡には無理なく入る大きさで、バッフル開口径は仕様にはφ61mmとありますが、採寸した結果、ひと回り大きなφ63mmの丸穴にしたので、ザグリを入れる必要もなく楽に作業できました。
FF70BKの後部フレームは開口面積が狭くバックロードやダブルバスレフには不向きな印象でしたが、9mm厚のバッフルで試してみたところ特に支障は感じませんでした。
ただし、バッフルをこれ以上厚くするとフレームの開口部が埋まってしまい、ユニット背面の音を遮断してしまうため密閉式以外には向かないものと思います。
試聴結果は、ややハイ上がりで高音域が華やかな印象でした。出力音圧レベルは82.5dBと標準値で、過不足無く余裕の音量を聴かせてくれます。
アポロA型(バックロードホーン式)とB型(ダブルバスレフ式)との比較では、前者のほうが朗々と伸びやかに鳴っている印象でした。
ヘッドパーツをテーブルに直置きし密閉状態で聴いたところ、音のバランスが意外に良かったので、このユニットには容量1500ml以上の密閉式での組み合わせが最も適しているのではないかと思います。
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