2015年のハンドメイドフェスに出展して、大好評だったオリジナルのキューブ型スピーカー『77CUBE』。2015年を最後にしばらく作ってなかったこのスピーカーだが、ゴールデンウイークにこれが欲しいという問い合わせがメールであり、たまたま資材とスピーカーユニットの在庫があったので、要望にお応えして製作することになった。
このキューブ型スピーカーは2種類あって、バッフルの黒いほうが初代の『77CUBE』、青いほうが2代目の『77CUBE II』である。
今回オーダーがあったのは、『77CUBE』のほうで、スピーカーユニットに東京コーン紙製作所のF77G98-6を使ったスピーカーだ。また、高音質で定評のあるPM-M0841CKの在庫もあったので、久しぶりに『77CUBE II』のほうも作ることにした。
右の写真は、完成した2つのスピーカーの姿。さっそく音出しチェックをしてみたところ、ともにエンクロージャーとの相性が良いようで、非常にバランスの良い音を聴かせてくれた。F77G98-6はナチュラルで素直な音に特長があり、少し落ち着いたブリティッシュ系のサウンドだ。
一方のPM-M0841CKは、明るく元気な解像度の高い音が特長で、こちらはアメリカのウエストコースト系のサウンド。こうした音の印象に触発されてデザインしたのが、RogersのLS 3/5aを意識した『77CUBE』であり、JBLの4312からインスパイアされた『77CUBE II』なのである。
PM-M0841CKの見た目はかなり強烈で、ホワイト&ブルーというモダンな色彩がぴったりだ。2台とも手元に置いて、ずっと聴き比べしながら楽しみたい・・・そう思わせる、かわいいスピーカーである。
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