この2台以外にも、MS-20 のヴィンテージをはじめ、歴代のアナログシンセの名機がずらりと並んでいる。まずは、予約した monologue をセッティングしてもらった。
monologue には5つの色があって新品購入なら自由に色が選べるのだが、わたしが気に入ったのは、オーソドックスなシルバーの筐体。鍵盤を弾くと音が出るのはもちろん、赤く光るフィジカルボタンと、その上部にある音を波形として表示するオシロスコープが目を引く。
実際に音を出して、すっかり monologue が気に入った。MS-20のような複雑怪奇さは微塵も感じられず、分かりやすく直感的な操作感は理路整然としたパネルデザインにも表れていて、演奏していてすこぶる気持ちが良い。
次に、minilogue のほうも弾かせてもらった。同系列のシンセではあるが、4音ポリフォニックの minilogue と単音モノフォニックの monologue では、音のチューニングがまったく異なるのが分かった。
音が太くてブゥォーッというバリトンサックスのような monologue に対し、 minilogue の音はふんわりとしていて、リニアモーターカーが加速していくようなホワ〜ンというやわらかい音だ。2台を比べるのはあまり意味がなく、それぞれの用途で使い分けるのが正解のようだ。
中古の monologue を税込み20,304円で買って帰ったわたしは、さっそく自宅のデスクトップにセッティングしてみた。シルバーメタリックにマット調のパネルは、MacBook Proにもよく似合い、乾電池で使える上に非常に軽いため、ポータビリティーにも優れている。
YAMAHAのアコースティックアンプ THR5A につないで音を出してみた。アンプ内蔵のDelay/Rerveをかけるとなかなかいい感じだ。5歳の子どもが興味津々で、自分も弾いてみたいというので触らせると、それから1時間以上も飽きずに楽しそうに弾いていた。思わずライブ映像をSNSで流してしまったくらいである (^_^;)
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