Lepyはアメリカ向けのブランド表記で、製造しているのは同じ会社のようです。筐体サイズの規格は、LP-2020A+と共通です。
木の表面には、天然の植物油が原料の英国製オイルを塗り重ね、高級家具によく使われるダークウォルナット調に仕上げました。
Lepai(Lepy)のアンプは、実用第一主義のデザインがトレードマークで、好みの差はあると思いますが、個人的には愛着が持てるものではありませんでした。
キャビネットは、上部と下部に分離でき、木ネジ固定式なので、いつでも脱着して元の状態に戻すことができます。
Lepai(Lepy)のアンプは、音質的な評価も高く、私の場合は、プッシュプル式の300B真空管アンプや、英国製のAura VA-150と比較しても、ひけを感じませんでした。
ただし、国産の5万〜10万円のアンプとは目指すべき音の方向が異なるため、聴く人によっては物足りないと感じることもあろうかと思います。私は、Lepai(Lepy)の潜在能力はもっと高いと思っています。
こうした驚くべきコストパフォーマンスについては、スマートフォンの技術革新と同じことが、IC基板内で起こっていたと考えるのが自然でしょう。ローコスト・ハイパフォーマンスの時代を切り拓いた技術者たちに拍手を送りたいと思います。