2011年7月3日日曜日

Gibson L-48(1940年代)リペア その1

新たにギターが到着しました。ギブソンの L-48 です。マホガニートップを使った、おそらく1940年代後半のモデルのようです。L-48 にしては珍しく、フラットバックになっています。アメリカ、ジョンストンのロードアイランド州から、はるばる日本までやってきました。







届いたギターをチェックすると、要修理と書かれていた通り、弦高が低すぎて4フレットくらいから音にビビリがありました。右の写真は取り外したペグとブリッジ。






まず、ペグを1940年代らしくギブソンのオープンバックのものに交換することに。使わないペグ穴を楊枝で補強してから、ギブソンのオープンバックペグ(1960年代製)を取り付けました。





次は、ブリッジの交換です。ローズウッドのアーチトップ用ブリッジを入手して、トップの曲面に合わせるためにブリッジ台の裏を削り込みました。やすりをテープでトップに固定して、ブリッジを上下に擦ってサンディング。





これで、パーツ交換の準備は完了です。ネックの反りは、手製のネックアイロンで矯正したいと思います。音のビビリに加えて、音詰まり、特定のフレット以上で同一音階が出ていましたので、フレットの擦り合わせが必要かもしれません。まずは、アイロン矯正してから状態を確認しようと思います。

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