スピーカーユニットを逆向きに取り付けているのが特徴で、詳しくはこちらのページに書かれているので、興味のある方は読んでほしい。ドラム缶の中をリング状に音波が伝わり、底面で跳ね返った音をスピーカーユニットのコーン紙を通して前後左右に拡散する、リングリバウンド方式を採用している。

『CAN SPEAK』でさまざまな音源を聴いていくうちに、このスピーカーが得意とするのはホールで生音をオフマイク収録したクラシックなどの音源であることが分かった。

このため、クラシック音楽の録音は、レコーディングエンジニアがマイクで集音した音を左右のスピーカーに振り分けたり、奥行き感を調整したりといった細かな技術を駆使して完成させた音ではなく、指揮者の頭上のより高い位置に配置されたマイクで全体の音を集音するのが基本となっている。

5cmのフルレンジユニットの自然な響きを空間に拡散し、楽器の音色が持つ本来のふるまいと同様に各音が空間に広がっていく音場体験は、このスピーカーならではのものだ。
アンビエント型スピーカーは、その場にふさわしい自然な響きを空間にもたらしてくれる。リスニングポイントは自由で、従来の逆三角形型の配置にこだわる必要はなく、セッティングも自由だ。CAN SPEAKとは言葉が伝わるという意味だが、音を空間に広く伝えるのが『CAN SPEAK』の最大の特徴である。
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