2015年2月8日日曜日

スワン型バックロードホーン ターキー1/2 組み立て記 その6

今回のスピーカーには、正確な名前がありません。スワン型試作三号機でもいいのですが、なんとなくしっくりこないので・・ここは愛着を込めて「ミニスワン」と呼ぶことにしました。

というわけで、ミニスワンの裏板の接着です。この面は、あらかじめ誤差を吸収するための段差が付けてあるので、面をそろえる必要もなく簡単です。


そして次は、いよいよ底板の接着です。ここは、幾層もの板の切口に平面の板を接着する必要があるので、少々神経を使います。もっとも空気漏れが生じやすい箇所なので、切口を均一に水平にするため少し時間をかけました。

まずは、MDFの削りカスとタイトボンドを混ぜ合わせて、パテをつくります。このパテを切口の凹んだ箇所にたっぷりと塗って乾燥させます。一晩も乾かせば十分です。


乾いたら、200番以下の粗めの紙ヤスリを水平な木片などに貼りつけて、切口面を削っていきます。私は専用の当てゴムを使いました。あまり削り過ぎると、他の面との段差が生じますのでここは注意が必要です。

水平が出たら、底板を当てて密着状況を確認します。内部の細かな密着状態までは把握できませんので、おおよそのところで見切りをつけて接着することにしました。

切口面へたっぷりとタイトボンドを塗って、底板を貼りつけます。この時、ボンドのはみ出し方で各所の密着度がわかります。はみ出しがあまい箇所は、筆にパテを盛ってシーリングするとよいでしょう。

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