サンディングシーラーを塗布した後、ヘッド全体を水平に磨き上げてから、黒のラッカー塗料(ニトロセルロース系)をスプレーで吹きました。サンディングシーラーのおかげで、ほぼ凸凹もなく吹き上がっています。ラッカーは5回ほど塗り重ねております。この状態で一週間ほど放置。
塗装が乾いた後、ラッカー塗装の際についた塗装面の粒子をポリッシングで磨き上げたら、いよいよロゴ入れです。失敗したらすべて最初からやり直しになってしまう、最もデリケートな作業です。もともとのロゴは、シルクスクリーンで印刷されているので極薄です。シールでは厚みが出てしまうので、型紙の上から塗装することにしました。シルク印刷と原理は同じですね。
ロゴ入れが終わった状態です。色は風化して黄ばんだ感じにしたいのでアイボリーにしました。厚塗りはしたくないので、今回は一回塗りのみ。半乾きの状態で型紙を取り外すと、塗装したロゴの外周にエッジがたってしまいました。ちょうど、ステッカーを貼ったような感じです。
また、型紙の接着剤が影響したのか、ラッカーと反応してしまい、型紙を剥がした痕もくっきりと付いてしまいました。このままでは、今までの苦労も水の泡です。シルク印刷のような肌触りになるように、塗装面全体を慎重にサンディングして、仕上げにポリッシングで磨き上げました。
しばらく雨の日が続いてましたが、久しぶりに晴れたので、最後の塗装膜となるクリアーラッカーを吹きました。こちらもニトロセルロース系のラッカーです。乾燥してから少しずつ塗装を繰り返し、6回ほど塗り重ねました。
右の写真では、太陽光に反射して細かいスプレーの粒子が付いているのがわかります。完全に乾燥したら、サンディングとポリッシング加工を施し、表面をつやつやにしてあげる予定です。
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