いにしえのフィルムカメラには、露出計もアナログのほうがお似合い!? というわけで、オートリーダー L-188 の測光値を調べたところ、同じくセコニックのマルチマスター L-408(写真左側)より2段オーバーの数値が出ました。
このオートリーダーは、中古で買った時から数値がオーバー気味だったので、一度セコニックのショールームで診てもらったことがあります。
無料点検だったので仕方ないのかもしれませんが、測定基準範囲とのことで、ほどなく返されたのを覚えてます。L-188 にはよくあることだったのでしょうか?
この露出計の場合、おそらく測光素子の電圧オーバーが原因のはず。L-188 は CdS式なので、LR44 か SR44の電池が必要です。電池がローバッテリーになれば、測定値は正常になるのでしょうが、これでは頼りになりません。
こうしたアナログ露出計とは、おおらかな気持ちで付き合うべきなのでしょうが、測光値のズレはやはり気になります。
そこで、中を開ければ目盛り調整用のネジがきっとあるはず!と考え、大胆にも分解修理に臨みました。
分解してみると、内部はいたってシンプルです。中央の針を固定しているネジがありましたが、回転する構造ではないので、調整用ではないようです。
セコニックでは、オートリーダーの測定値調整をどのように行っていたのでしょうか・・・。
試しに、市販のカラーフィルターを受光部にあててみると、グレーフィルターの2枚重ねで、ほぼ適正値を差すことがわかりました。
そこで、フィルターを受光部に合わせて丸くカットし、タイトボンド(水で薄めて使え、乾くと半透明になる)で接着してみました。反則ワザかもしれませんが、実用的には問題なく使えそう!?です。
2 件のコメント:
こんばんは。
私も分解してみました。私のは感度な鈍すぎてです。
可変抵抗らしきものはありましたよ。スライドさすとわずかに可変しました。
どしろうとですので確信はありませんが、ご参考まで。
拙ブログで詳細を載せております。harada
http://jg3ajw.blog.fc2.com
情報ありがとうございます。ブログ拝見しました。
もういちどやってみます!
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