オリジナルと思われる象牙のサドルと、今回使用する真鍮棒との比較です。ノギスで測ったところ、何と3mmの違いがありました。これで、異常に高かった弦高も改善するだろうと思って、弦を張ってみると…。最初と比べて低くはなったものの、12フレットで6弦側が約5mmあり、まだまだ高めです。真っすぐに見えたネックですが、ネックヒールのヒビにその兆候が見られたように、元置きが起こっているようです。

これで準備は整いましたが、後で後悔したくないので、その前にできることはなるべくやっておこうと考え直しました。その方法とは、ネックアイロンによる矯正です。専用のネックアイロンは、7万円前後と非常に高価なので、アルミの角パイプを加工して使うことにしました。
ホームセンターで、幅5cm×厚2.5cm×長1mの角パイプを45cmにカットしてもらいました。残った55cmの角パイプのほうは、エレキギターやベースのネック矯正に使えそうです。L型クランプも一緒に購入して、自前のネックアイロン工具がそろいました。後は、ラバーヒーターがあれば専用のネックアイロンと同じ効果が期待できます。
ラバーヒーターはネットで注文したので、それが届くまでの間、工具を使ってリハーサルしてみることに。真っすぐに見えたネックですが、水平の角パイプを当ててみると、やはり順反りしているのがわかりました。クランプを締めていくと、指板が角パイプと水平になっていくのがハッキリ確認できます。ラバーヒーターが届いたら、熱でネックに水平の癖をつけてあげようと思います。