
2010年1月15日金曜日
Across The Universe 映画「アクロス・ザ・ユニヴァース」

2010年1月14日木曜日
Let It Be [2009 Stereo Remaster] ビートルズ リマスター試聴

1970年発売のビートルズ最後のアルバム「レット・イット・ビー」のリマスター版を聴いた。オリジナルのステレオマスターが元になっている。旧CDよりも音圧が上がっているのは、今までのアルバムと同様だ。個人的には、2003年にリリースされた「レット・イット・ビー ネイキッド」にも関わったアビイ・ロードのエンジニアが、何かと問題となるフィル・スペクター版の本作をどのように仕上げるのかに関心があった。
"Two Of Us"では、オープニングのジョンによる喋り部分で目立っていたヒスノイズがだいぶカットされて聴きやすくなっている。また、1分29秒にあったカタッというノイズも無くなっている。
"Dig A Pony"では、旧CDとの音質の差はあまり感じられない。ネイキッドでは、音を絞っていた2分09秒にある誰かの声はそのまま生かされている。
"Across The Universe"は、元々Dの音階で録音されていたものを、スペクターが1音階下げてオーケストラを大胆に被せたというオーバー・プロデュースの1曲。旧CDには3分07秒にブツッという大きなノイズが入っていたが、今回は消されている。個人的には、オーケストラの入らない、普通の音階で歌われているネイキッド版が好きだ。
"I Me Mine"は、'70年1月3日に、ジョージ、ポール、リンゴの3人が集まって録音されたビートルズとして最後のレコーディング曲のひとつ。この曲にもスペクターによってオーケストラが加えられている。旧CDよりも低音が強調されている。
"Let It Be"では、出だしのピアノの頭にカチッというノイズ、09秒にはプツッというノイズが入っていたが、今回のリマスター版ではきれいに消されている。この曲は、基本は同じテイクながらシングル盤として別のミックスが存在しており、こちらのプロデュースはジョージ・マーティンが行っている。大きく異なるのはジョージのギターソロで、シングル版、アルバム版、ネイキッド版で、3種類の異なるソロを聴くことができる。個人的にはシングル版のソロが一番好きだ。
"The Long And Winding Road"では、19秒に入っていたドンッという大きなノイズが目立たなくなっている。オーケストラの音も旧CDより遥かにクリアでレンジも広がっている。元々はシンプルな編成で録音されていたものに、スペクターが大胆なアレンジを加えたことでポールが怒ったのは有名である。本来のアレンジはネイキッドで陽の芽を得たが、リチャード・ヒューソンによるストリングスアレンジも素晴らしく、このアルバムのハイライトとなっている。
間にシンプルなブルースナンバー"For You Blue"を挟んで、最後にラストを飾るのが"Get Back"だ。ビートルズ最後のアルバムのトリを飾るノリの良いロックンロールだが、ネイキッドではいきなりオープニングに選曲されている。この曲も、マーティンのプロデュースによるシングル版が存在する。スペクター版には、曲の最初と最後にメンバーの声や楽器の音が入っているが、曲が始まっているにもかかわらず、ビリー・プレストンによるチューニング用のキーが残っている。(ワン・ツー・スリー・フォーのカウントが小さくて聞こえなかったのだろう)
最後に、旧CDとの比較結果をまとめると、おそらくネイキッドで、やるべき仕事はしつくしてしまったのだろう、スペクター版を作品として尊重しつつ、ノイズリダクションとごく僅かなイコライジング処理に徹したリマスターになっている。
曲別では、"The Long And Winding Road"での音質の向上が目立つ程度で、その他の曲ではあまり大きな差は感じられなかった。
2010年1月12日火曜日
"Here Comes The Sun" Beatles cover
2010年1月10日日曜日
Abbey Road_1969~2009
2010年1月9日土曜日
Abbey Road [2009 Stereo Remaster] ビートルズ リマスター試聴
1969年発売のビートルズ12枚目のアルバム「アビイ・ロード」を聴いた。オリジナルのステレオマスターが元になっている。旧CDよりも若干、音圧が上がっており明瞭度もよくなっている。また、小さなノイズ処理も行われている。このアルバムは、発表当時から音質の良さには定評があったが、所々に録音時に残されたノイズが入っていたのが今回の試聴でわかった。"Come Together"には、34秒辺りに何かの共鳴音と、すぐその後にベースのストロークらしきノイズが入っていたが、今回のリマスターにもそのまま残っている。"Something"では、ドラムのフィルインやベースの音がやや厚くなって、ストリングスの音もよく響いている。
"I Want You (She's So Heavy)"では、2分21秒と3分08秒にあったカチッというノイズが消されている。3分42秒にあったノイズもきれいに消えている。"Here Comes The Sun"の美しいギターのイントロは、旧CDよりあきらかにクリアで音圧も上がっており、新CDではピッキングの空気感までが伝わってくる。
"You Never Give Me Your Money"と、"Sun King"の間のブリッジには、こおろぎの鳴き声に混ざって、泡のような音が入っているが、新CDではよりくっきり音が聴こえる。"Sun King"後半のベースラインも音圧が上がっている。
"Mean Mr. Mustard"~"Polythene Pam"~"She Came In Through The Bathroom Window"のメドレーでは、何故か音圧が下がっており、旧CDのほうが音が大きい。前後の曲とのバランスで音圧を下げたものと思われるが、メリハリも同時に失われており、この3曲に関しては旧CDのほうが良かったと思う。
"Golden Slumbers"では、わずかに中低音の音圧が上がっており、フロアドラムやベースの音がラウドになっているが、続く"Carry That Weight"~"The End"では、やはりバランスを重視したためか音圧が下げられている。好みにもよるだろうが、なめらかに流れていくメドレーよりも、曲ごとに起伏があった従来のほうが個人的には好きだ。
2010年1月5日火曜日
Yellow Submarine [2009 Stereo Remaster] ビートルズ リマスター試聴

2010年1月3日日曜日
The Beatles (White Album) [2009 Stereo Remaster] ビートルズ リマスター試聴
1968年に発売されたビートルズの10枚目にあたるアルバム「ホワイト・アルバム」を聴いた。オリジナルのステレオマスター音源が元になっている。旧CDとの比較では、中低音の音圧がやや上がっており、1曲目の"Back In The U.S.S.R."では、イントロのフロアドラムの音が強調されて聴こえる。"Glass Onion"では、旧CDにはジョンの歌いだしの直前にリップノイズが入っていたが、今回のリマスター版では消去されている。"The Continuing Story Of Bungalow Bill"では、オープニングのガットギターの後半部で目立っていたホワイトノイズがきれいにカットされている。また、旧CDでは前曲のパーカッションの音が曲頭に残っていたが、曲間が2秒延ばされているため、今回はジャストの位置で始まっている。
"While My Guitar Gently Weeps"でも同様に、前曲の Eh,Up という掛け声がカットされ、ジャストの位置で始まっている。ご存知、エリック・クラプトンが参加しているこの曲は、個人個人が勝手にレコーディングしているため音数の薄い曲が多いこのアルバムのなかで、メンバーが全員で真剣に演奏に取り組んでいる数少ない曲のひとつ。
"Martha My Dear"では、イントロのピアノ演奏で目立っていたホワイトノイズが目立たなくなり、サビから入ってくるブラスの音圧が上がっている。"Rocky Racoon"のイントロのギターは、旧CDよりも音が丸くなっている。また、始まって1秒くらいの場所にテープの劣化らしきノイズが左チャンネルから聴こえるが、これは旧CDには入っていなかったものだ。
"Julia"では、1分11秒と、同じく2分22秒、2分29秒辺りに入っていたジョンのリップノイズが消されている。こうした処理は丁寧な仕事ではあるが、アーティストの息づかいも同時に消してしまうことになる。
"Sexy Sadie"では、1秒辺りに入っていたノイズが消されている。また、"Long, Long, Long"では、1分3秒に入っていたプツッというノイズが消されている。ところどころで入るドラムの音も音圧が増している。
"Revolution 1"には、もともと様々なノイズが入っているが、この曲にとってはノイズも曲の一部という解釈なのだろう、ノイズ除去は行われていない。ドゥーアップ的なコーラスが雰囲気を盛り上げている。
"Honey Pie"では、全体的に音圧が上がっていて、ディキシーランド風の管楽器もノリがよく聴こえる。晩年のジョージのソロアルバムでも度々取りあげられた曲調で、おそらくジョージはポール作であるこの曲が好きだったのではないだろうか。
つづく"Savoy Truffle"でも、音圧はかなり上がっていて特にブラスの音でそれは顕著だ。
"Cry Baby Cry"では、歌いだしのジョンのボーカルが持ち上げられている。曲の途中でボーカルの定位が左と中央に行ったり来たりするが、全体的にボーカルはオン気味である。
アルバムの最後を締めくくる"Good Night"は、旧CDよりも出だしのフェードインの音量が大きい。ジョンによるこの美しい曲は、ジョージ・マーティンによるオーケストラをバックに、リンゴがめずらしく甘い声で歌っている。オーケストラの演奏を聴くと、あらためて今回のリマスターで音がワイドレンジになっているのがわかる。
Disc1は、ほぼ一律で曲間のブランクが2秒足されており、曲の頭出しで前の曲がかぶることがなくなっている反面、"Back In The USSR"と"Dear Prudence"に入っているジェット機の音が途切れるという不自然さを生んでいる。一方、Disc2のほうは、旧CDとの曲間の差はほとんどない。
