2013年11月30日土曜日

ポール・マッカートニー 東京ドーム 2013年11月19日(火)

ポール・マッカートニーの4回目となる来日公演に行ってきました。ポールのライブに行くのは、東京ドームで行われた1990年3月の初来日公演以来2回目で、23年ぶりのこと。

ポールは、1993年と2002年にも来日してますが、特に2002年のライブは、同じツアーのライブDVD「バック・イン・ザ・U.S.-ライブ2002」を見て、そのパフォーマンスの素晴らしさに、行かなかったことを後悔したものでした。


今回2013年の来日ツアーも、2002年の時と同じバンドメンバーというのを知り、今度こそ行きたいという願望がかなって、なんとかチケットを手に入れることができました。


ライブが始まると、1曲目「Eight Days a Week」から観客は総立ちとなり、ニューアルバムからの2曲目「Save Us」の反応もグッド。「All My Loving」では、最初から最後まで一緒に歌ってしまい、「Jet」「Let Me Roll It」では、懐かしさに鳥肌が・・。

2013年11月19日(火)東京ドーム

1. Eight Days a Week
2. Save Us
3. All My Loving
4. Jet
5. Let Me Roll It

ようやく冷静にステージを見れるようになったのは、ビートルズの日本公演でも演奏された「Paperback Writer」あたりから。若干、テンポが遅い感じではありましたが、演奏は地についてる感じです。

6. Paperback Writer
7. My Valentine
8. 1985
9. The Long and Winding Road
10. Maybe I'm Amazed

「バック・イン・ザ・U.S.-ライブ2002」のDVDでは、サプライズでスタッフがハートマークをかざしたため、涙ぐんで歌えなかった「The Long and Winding Road」が9曲目で早くも登場。ウィングス時代の名曲「Maybe I'm Amazed」では、エイブ・ラボリエル.JRの迫力あるドラムが響きわたります。

11. Things We Said Today
12. We Can Work It Out
13. Another Day
14. And I Love Her
15. Blackbird
16. Here Today

渋い選曲が続くなか、「And I Love Her」が聴けたのはうれしかったです。この曲は、中学時代にはじめて演奏した思い出の曲。そして、ポール一人になってのギター弾き語りで「Blackbird」。舞台セットの演出も凝っていて、思い入れが伝わってきました。



17. New
18. Queenie Eye
19. Lady Madonna
20. All Together Now
21. Lovely Rita
22. Everybody Out There

コンサートの中盤には、ワールドツアーで初めて披露したという、ニューアルバムから「New」「Queenie Eye」「Everybody Out There」の3曲を演奏。事前にCDを聴いて予習していたこともあって、3曲とも楽しめました(このアルバム、粒ぞろいの曲ばかりの久しぶりの快作です)。

23. Eleanor Rigby
24. Being for the Benefit of Mr. Kite!
25. Something
26. Ob-La-Di, Ob-La-Da

「Eleanor Rigby」 は、決してライブ向きではない曲ですが、このバンドメンバーではお馴染みの演奏。ジョンが歌っていた「Being for the Benefit of Mr. Kite!」では、ポールが楽しそうに歌っていたのが印象的でした。

27. Band on the Run
28. Back in the U.S.S.R.
29. Let It Be
30. Live and Let Die
31. Hey Jude

そして、ウィングス時代の名曲「Band on the Run」のイントロが始まると心が躍りました。ビートルズ時代は子どもだった自分にとって、ウィングスの曲はリアルタイムで接していたので体が自然に反応してしまうのかも。

32. Day Tripper
33. Hi, Hi, Hi
34. I Saw Her Standing There

最初のアンコールでは、ノリの良いロックンロールを3曲。それにしても、71歳で「I Saw Her Standing There」を歌い切るのだから、ポールは並みの人間ではない。演奏後に、長年愛用していたヘフナーベースを会場に投げ込むふりをして客のどよめきを誘ってました。

35. Yesterday
36. Helter Skelter
37. Golden Slumbers
38. Carry That Weight
39. The End

2回めのアンコールは「Yesterday」で始まり、一転してハードな「Helter Skelter」へと続き、1990年の来日公演でも演奏された「Golden Slumbers ~ Carry That Weight ~ The End」で終わるという構成。セットリストを見ると、名曲が何気なく並んでいるように思うけど、観客を飽きさせない工夫が凝らされているに違いない。本当に、あっという間の2時間45分でした。